
令和7年11月12日(水)に、岡山市のピュアリティまきびにおいて、岡山県教育委員会と共催で「令和7年度岡山県高等学校PTA指導者研修会」を開催いたしました。
この研修会は、PTA活動を通じて青少年の健全育成を図るため、PTA活動の在り方や様々な人権問題についての理解と認識を深めることを目的に毎年実施されており、県内高等学校のPTA役員約100名が参加し、熱心に研修を行いました。
岡山県教育庁人権教育・生徒指導課 髙橋典久 課長、岡山県高等学校PTA連合会 竹原和志 会長の挨拶に始まり、PTA活動に関する情報交換やワークショップ、青少年の健全育成をテーマとした講演を行いました。
研修での学びを各校に持ち帰り、PTA会員に広げ、PTA活動の充実に生かしてまいります。

髙橋 県教育庁人権教育・生徒指導課長

竹原 県高P連会長
【第1部 情報交換・ワークショップ】
第1部では、まず県教育庁生涯学習課職員から、PTAの目的や活動、個人情報の取扱いについて説明がありました。
引き続き、参加者をグループに分け、各校のPTAの組織運営や活動状況について、情報交換を行いました。他校の活動の様子や日頃の取組、課題を共有することで、今後のPTA活動に生かせる新たな視点やヒントを得る機会となりました。
その後、「スマホ・ネットのトラブルから子どもを守るために」をテーマとしたワークショップを実施しました。身近に起こりうるトラブルであることを改めて認識し、PTAや家庭でできる取組について考える貴重な時間となりました。


【第2部 講演】

演 題
青少年の健全育成について
講 師
岡山県警察本部
少年課 健全育成対策室
課長補佐 森重 裕治 氏
第2部では、岡山県警の森重裕治氏より青少年の健全育成について講演を行っていただきました。講演では、少年犯罪の動向についての説明に加え、特に近年問題となっている「闇バイト」について、応募するきっかけから犯罪に加担するまでの流れなど、警察の視点による具体的なお話を紹介いただきました。
家庭で子どもたちに対して気を付けたい点として、次のことを挙げられました。
・ アルバイトなどお金に関わることは日頃から家族と相談するよう話をしておきましょう。
・ スマホやインターネットの使用状況の把握に努めたり、家庭でのルールを設定するなど、家族で話し合いましょう。
いずれも今後のPTA活動や家庭での取組に大いに参考となる内容でした。

講演終了後は、再びグループに分かれて、講演を踏まえて各学校や家庭で取り組みたいことについて情報交換を行いました。