令和6年8月3日(土)ピュアリティまきびにおいて、県内高校から51名のPTA会長が集まり、来賓に中村正芳県教育委員会教育長、甲本龍平県高等学校長協会副会長御臨席のもと令和6年度岡山県高等学校PTA連合会会長研修会を開催いたしました。
初めに竹原和志会長の「この研修会でしっかり勉強していただき、少しでも多くのものを学校に持ち帰っていただきたい」との開会挨拶で始まり、続いての来賓祝辞では、中村県教育長から「学校と家庭の架け橋として、また子どもたちの夢や目標を応援する伴走者として高校の教育活動を支えていただき感謝している。今後も学校の先生方や地域の方々と連携協働して効果的な運営や充実した取組の推進を期待する」と、続いて甲本高校長協会副会長からは「学校が小規模化する中で高校教育の質とともに機会の確保を図っていくことが大きな課題だ。皆様方と緊密な連携を通じて高校教育の充実に取り組んでいきたい。各学校を活性化するアイデアがあれば校長まで届けて欲しい」と、それぞれ要望がありました。
続いて、障害者野球チーム「岡山桃太郎」投手の早嶋健太様が「唯一“夢“二」と題して講演されました。早島様は生まれつき左手に障害がありましたが、小学5年生から野球を始め中学、高校、大学と健常者の中でレギュラーの座をつかんでこられました。さらに平成28年からは障害者野球チーム「岡山桃太郎」に所属し、第4回・第5回世界身体障害者野球大会では日本代表入りを果たすとともに、2大会連続で世界一に輝き最優秀選手(MVP)に選ばれるという快挙を達成されました。早島様は「両親が(障害を気にして)『やめといたら』の声掛けをしなかった。また自分の可能性を信じてくれたことで今まで不便と思ったことはない。努力と工夫、アイデア次第で可能性は無限大に広がっている」と語られました。今の時代は便利になりすぎていて「努力と工夫」という言葉は、改めて子供たちに教えてあげたいと思いました。
続いて、県高P連が推奨している「岡山県生徒総合補償制度」について、幹事会社である三井住友海上岡山支店の担当者から説明がありました。
続いて、6会場に分かれて分散会を行いました。協議テーマを「コロナ禍による学校行事やPTA活動の変化及びPTAイベントの継承問題」「今の時代に合ったPTAとは?PTA存在の意義」「単Pにおける特徴的な取組」の三つに絞り行いました。コロナ禍が続いたことで以前を知る人がいなくなりPTAバザーができなくなったなどの課題や、レシピや仕入れ先、運営方法について役員が分担して引継書を作っているPTAもありました。また、オープンスクール時に保護者カフェを運営し先輩保護者に気楽に質問できる場を設けたところもあり、オープンスクールが活発になることで生徒の活躍の場が増えるなど相乗効果が出ている高校もありました。いずれにしてもPTA活動は子供たちのために必要であるが会員への理解をいただくためには、PTAがどんな活動をしているのか研修会へ参加した結果を会員へ伝えるなど情報発信する必要があるなど終始熱心な話し合いが行われました。
最後に、池上副会長から「本日の研修会でPTA活動の参考となるヒントや新たな活動へのきっかけが得られたのではないか。一人でも多くの人と情報共有しPTA活動の本質を理解してもらうことによりいろんな課題が解決できるのではないか。各校でのさらなるPTA活動の活性化につなげていただきたい。」との閉会挨拶で研修会を終了いたしました。
【開会挨拶 竹原会長】
【来賓祝辞 中村県教育長】
【来賓祝辞 甲本県高校長協会副会長】
【講師紹介 福﨑副会長】
【講演 早嶋氏】
【早嶋氏と甲本副会長がキャッチボール】
【お礼のことば 二宮監事】
【分散会の様子】
【分散会の様子】
【まとめ】
【閉会挨拶 池上副会長】