第71回全国高P連宮城大会が8月25日(木)・26日(金)カメイアリーナ仙台を主会場に、大会テーマ「輝く未来の礎」~親から始める新時代の教育~のもと開催され、全国からPTA関係者約6千人が参集し本県からは118名が参加しました。また、大会の様子はオンラインでも配信されました。
初日は6つの会場に分かれての分科会となりました。第2分科会では「ICTで広がるキャリアデザインの光」~多様な挑戦で広がる世界~と題して広島工業大学情報学部情報コミュニケーション学科教授の安藤明伸氏による基調講演に引き続き、テクノ・マインド株式会社第三ソリューション本部官公営業部マネージャーの末永幸氏をコーディネーターにパネリスト3名によるパネルディスカッションが行われました。
翌日の開会式では、宮城大会実行委員会の町田さやか実行委員長及び全国高P連の山田博章会長による開会挨拶に続き、来賓の簗和生文部科学副大臣並びに村井嘉浩宮城県知事及び郡和子仙台市長から祝辞がありました。
引き続いての記念講演では、仙台育英学園高等学校硬式野球部監督の須江航氏が、甲子園から戻られた翌日にもかかわらず元気よく登壇され、「伝わる言葉」~失敗から学ぶ~と題して自らの指導理念を熱く語られました。座右の銘は「賛同の多いことは時代遅れ」常に挑戦する姿を生徒に見せたい。また「人生は敗者復活戦」選手として芽が出ずコーチとしてチームを支えた学生時代を紹介され。「生徒が育つには情熱と粘り強さと素直さが必要、何事も肯定的に捉えること、柔軟性や意見が違うことはおもしろいと思えることが必要」「挫折のない人生なんて存在しないし面白くない」「短所に対して丁寧に対処ができないと長所を飲み込んでしまう」、また「相手が聞きたいことしか伝わらないから聞くしかない、生徒が求めるものを知るしかない」「部活動の目的は、子どもたちが大人になり何か迷ったときに思考が返ってくる場所を作るため」「生徒を指導するには丁寧に説明し伝えることが大切、他者の話に耳を傾け自分自身を分析し自己肯定感を下げずに粘り強くこつこつと学び続け、最後は気合いと根性とガッツで」など、自らの人生経験からたくさんの名言を頂きました。最後に「子どもは人生に彩りと喜びを与えてくれる存在である」と、指導者として包容力のある温かな人柄を感じさせる講演でした。
閉会式では、大会旗が来年度開催県の板倉哲男茨城大会実行委員長に手渡され、来年の盛会を祈念いたしました。
なお、表彰式では次の方々が受賞されました。
【優良PTA文部科学大臣表彰】
金光学園中学・高等学校やつなみ保護者会
【PTA活動振興功労者表彰】
橋野耕一(県連元副会長・津山高等学校前PTA会長)
浜崎隆也(県連元会長・岡山芳泉高等学校元PTA会長)
福岡 隆(県連元会長・岡山一宮高等学校PTA会長)
福原弘之(県連元会長・岡山朝日高等学校元PTA会長)
【全国高P連会長表彰】
◇個人
永原琢朗(岡山白陵高等学校育友会前会長)
安藤 浩(岡山県美作高等学校前PTA会長)
◇団体
邑久高等学校PTA
総社高等学校PTA
【第2分科会参加者】
第2分科会基調講演
【安藤明伸氏】
第2分科会パネルディスカッション
開会挨拶
【町田大会実行委員長】
大会会長式辞
【山田全国高P連会長】
来賓祝辞
【梁文部科学副大臣】
来賓祝辞
【村井宮城県知事】
来賓祝辞
【郡仙台市長】
【文部科学大臣表彰】
左から浜崎さん、福原さん、福岡さん
全国高P連会長表彰(団体)
邑久高等学校PTA
全国高P連会長表彰(個人)
安藤さん