第71回全国高P連石川大会が8月25日(木)・26日(金)、いしかわ総合スポーツセンターを主会場に、大会テーマ「輝く未来の礎」~親から始める新時代の教育~のもと開催され、コロナ禍の中全国から5千人を超える参加者があり本県からは74名が参加しました。(オンライン参加は24校)
開会式では、石川大会実行委員会の栗田真人実行委員長及び全国高P連の山田博章会長による開会挨拶に続き、来賓の簗和生文部科学副大臣並びに馳浩石川県知事及び村山卓金沢市長から祝辞がありました。
その後、4つの会場に分かれての分科会となりました。第2分科会では「新時代の学校教育」~学習意欲を高める個別最適化、協働的な学び~と題して、浅野大介内閣官房内閣参事官及び合田哲雄内閣府審議官を記念講演者に迎えて開催されました。浅野氏からは「生徒1人1台端末を導入し、教科間の連携や学校を越えて社会と繋がり、わくわくするような主体的な深い学び(探究的学び)ができるようになった」と、また、合田氏からは「ギガスクール構想により、既存の枠にとらわれず多様性が確保でき子どもたちの特性や成長に合わせた学びが可能になる」とのお話がありました。引き続き、元エバーノートジャパン会長の外村仁氏をコーディネーターにパネルディスカッションが行われ、「子どもは親とは別人格」「子どもを信頼してあげる」「幸せの見つけ方は人それぞれ、いろんな道がある。」などの発言がありました。
2日目の記念講演では「やりたいことをやる」を演題に(株)ファミリーマート顧問(前副会長・元社長)の澤田貴司氏の講演がありました。人生のターニングポイントとして27歳の時父親が急逝し、葬儀の際、年齢や性別・職業に関係なく多くの方々が参列し異口同音に「お父さんに大変お世話になりました」と挨拶を受け、感謝されることの意味を深く感じ「感謝される人になりたい」と心に誓われたそうです。ユニクロでは違和感の是正「何が正しいか」を徹底的に追及し入社1年で副社長まで上り詰めたことや、ファミリーマートの社長就任では「量の追求」から「質の向上」に向けて改革の4大テーマ(1組織が一つになる、2何が正しいか、3生産性の向上、4未来に繋がらないことは排除する)を掲げ大胆な構造改革を断行されました。これからの世の中で生き残れるのは「変化に対応できる者」、やりたいことをやるには「自己責任」「逃げ場をなくす」「納得して努力する」「組織はリーダーによって99.9%決まる」など、講演の予定時間を超過し、たくさんのスライドを用いて有言実行の人生を終始テンポ良く熱く語られる姿に大変感銘を受けました。
閉会式では、大会旗が来年度開催県の町田さやか宮城大会実行委員長に手渡され、来年の盛会を祈念いたしました。
表彰式では次の方々が受賞されました。
【全国高P連会長表彰】
◇個人
岡本茂宜 氏(倉敷中央高等学校前PTA会長)
川井広沖 氏(玉島高等学校前PTA会長)
◇団体
玉野光南高等学校PTA
金光学園中学・高等学校やつなみ保護者会
◇役員等表彰
橋本勇人 氏(岡山県高P連前会長・岡山朝日高等学校前PTA会長)
開会挨拶
【栗田大会実行委員長】
大会会長式辞
【山田全国高P連会長】
来賓祝辞
【簗文部科学副大臣】
来賓祝辞
【馳石川県知事】
第2分科会アトラクション
【金沢桜丘高校箏曲部】
第2分科会記念講演
【浅野大介氏】
第2分科会記念講演
【合田哲雄氏】
第2分科会
【パネルディスカッション】
アトラクション
【小松明峰高校吹奏楽部】
記念講演
【澤田貴司氏】
全国高P連大会旗授与
【町田宮城大会実行委員長へ】
【全国高P連会長表彰受賞者】
県連ツアーへ参加された方々
(21世紀美術館)
県連ツアーへ参加された方々
(大会会場)