第64回中国・四国地区高P連愛媛大会が、7月26日(火)愛媛県県民文化会館において、大会テーマ「笑媛(えひめ)から始まる絆づくり」~無限の可能性を秘めた子どもと共に~のもと開催され、中国・四国地区の高校から1,300名を越える保護者・教職員が集いました。(本県から131名参加)新型コロナウイルスの感染拡大により一昨年の62回大会(広島)、昨年の63大会(徳島)と2年続いて中止になっておりましたが、座席の両隣を空席にするなど人数を減らすとともに、万が一感染者が出た場合濃厚接触者が特定できるよう座席指定の措置を執った上での開催となりました。
開会式では、主催者の愛媛県高P連の飛地会長及び全国高P連の山田会長による開会挨拶に続き、来賓の田所県教育委員会教育長及び松原松山市副市長から祝辞がありました。
続いて、サッカー日本代表監督としてFIFAワールドカップフランス大会で日本を初出場に導かれ、現在は(株)今治、夢スポーツ代表取締役会長で日本サッカー協会副会長の岡田武史氏から「今治からの挑戦!」と題して講演がありました。
「新型コロナや豪雨災害などロールモデルがないことが起こっている、これからの社会を生き抜くには知性よりも経験値、主体性を持って自分で生き残る道を探さないといけない。持続可能な社会を築くためには「物の豊かさ」より「心の豊かさ(「信頼」とか「共感」)が大事」、地球は未来を生きる子どもたちから借りているもの、子どもたちのために今治から活動を広げていく。」と熱く語られました。
続いて、過疎化により生徒数が減少する中、学校存続のため高校の魅力づくりに取り組んでいる7つの高校の取組を午前と午後に分けて発表されました。その内、長浜高校は国内初の高校内水族館を一般公開するなど生徒が主体的に管理運営を行っており、3年後には総工費24億円(3千㎡)の水族館をオープンさせるという大プロジェクトにも取り組み、地域や行政にプレゼンを行ったりコンサルと建築の打合せをするなど、高校生の範疇を超えている内容とそのパワーに驚かされました。その他の高校も素晴らしい発表で、高校の魅力化に向けて取り組む愛媛県の高校生のひたむきさに圧倒されました。
続いて、山口・香川・愛媛県3校のPTAが取り組む活動発表があり、その後の質疑応答も活発に行われるなど参加者の熱心さを感じました。
山口県
・「地域とともに」~地域と連携し、進化していくPTA活動~
山口県立山口中央高等学校 PTA顧問 中村 二朗
香川県
・「地域と歩む農経PTA」〜地域から愛される学校づくりの一翼を担って〜
香川県立農業経営高等学校 保護者代表 岡内 史行
愛媛県
・「地域と共に歩む新居浜東高校」~すべては生徒たちのために~
愛媛県立新居浜東高等学校
閉会行事では、次期開催県となる本県の観光PR動画が映し出され、その後、当県連の菊地会長を始め20名がステージ上で「岡山へきんちゃい、まちょーるでー」の歓迎の言葉で大会の幕を閉じました。
新型コロナウイルス感染が拡がってきている中、準備から開催までこぎ着けられた愛媛県高P連関係者の熱意に感謝申し上げます。
【中四国高P連 飛地会長挨拶】
【全国高P連 山田会長挨拶】
【講演 岡田武史氏】
【高校生発表 長浜高校】
【演奏 松山中央高校吹奏楽部】
【研究協議】
【研究協議議長】
左 光岡岡山県高P連副会長 右 水田愛媛県高P連副会長
【次期開催県挨拶 岡山県】
【入場口での体温チェックと手指消毒】
【受付風景】
【座席指定の表示】
【松山工業高校生徒による坊ちゃん列車走行】