令和2年11月17日(火)、ピュアリティまきびにおいて各高校から70名のPTA役員・教職員が参加し、県教育委員会と共催で研修会を開催いたしました。今年度は新型コロナ感染症拡大防止の観点から、例年2名程度の出席者を1名に絞ることにしました。県教育庁生涯学習課東川副課長、県高等学校PTA連合会福原会長の開会挨拶に続き、県教育庁生涯学習課から「集い、つながり、学び合うPTA活動」、人権教育課から「人権教育の推進について」と題して行政説明がありました。
次に、青少年自立援助センター定住外国人支援事業部責任者 田中宝紀(いき)氏が「海外にルーツを持つ子ども支援の現場から見えた共生社会日本の未来」と題して講演され、フィリピンのハイスクールへ単身留学されたことやフィリピンの子ども支援NGOでの活動に携われた経験から、「海外ルーツの子どもたちは増えており『言葉の壁』『制度の壁』『心の壁』で悩んでいる。これからの社会ではいろんな人たちとともに生きていくことが大事になる。多様性のアンテナの感度をどれだけ高めておけるか、異なるものへの違いを認められる力を学校時代にどれだけ育むことが出来るか」など、現代社会の課題と対応の現状、そして、あるべき未来についてお話ししていただきました。
引き続き、参加者が少人数のグループに分かれて「コロナ禍におけるPTA活動の工夫・課題」「これからのPTA活動について考える」等、各高校PTA活動の取組の紹介や活動する上での課題などについて話し合い、学校や子どもたちのために、よりよいPTA活動になるよう活発な意見交換が行われました。
研修会後のアンケートでは「withコロナで実施したイベントやその実施方法をたくさん教えてもらい参考になりました」とか「興味深い講演と他校の役員の方々との交流が図れてとても楽しく有意義な時間を過ごせました」などの意見がありました。
【開会挨拶 生涯学習課東川副課長】
【開会挨拶 福原会長】
【行政説明 生涯学習課】
【人権教育課】
【講演 田中宝紀氏】
【意見交換】
【意見交換】
【閉会挨拶 田中人権教育課長】