令和2年11月7日(土)ピュアリティまきびにおいて、県内高校のPTA会長が集まり、来賓に鍵本県教育長並びに起塚県高等学校長協会長御臨席のもと「第1回岡山県高P連会長研修会」を開催しました。例年6月の総会後にPTA会長と校長を対象とした研修会を行ってきましたが、PTA会長から「各高校の情報交流の場が欲しい」との要望があったことや今年度コロナ禍により各種研修会が中止になったこともあり、懸案であった会長研修会を新たに立ち上げることになりました。
まず、福原会長が「県内高校のPTA会長が一堂に会する初めての試み、子どもたちが夢を一つでも多く持てるよう、保護者がサポートしてコロナ禍の中を突き進んで行かないといけない」との開会挨拶に始まり、続いての来賓祝辞では、鍵本県教育長から「県教育委員会では知育・徳育・体育、そして、子どもたちに学びの原動力になる夢や目標を持って挑戦してもらう『夢育』の推進に取り組んでいる。夢を育み学びへの向上心を養うには学校と家庭の連携が大事、学校や家庭、地域の方々と協力してPTA運営を進めていただきたい」との要望がありました。
続いての講演では、県生涯学習審議会及び社会教育委員会会長の岡山大学全学教育・学生支援機構准教授 中山芳一氏が「これからの時代に求められる力とその力を伸ばすために」と題して講演されました。子どもたちが学習する上で欠くことのできない「意欲」や「粘り強い思考力」「諦めない力」など、テストでの点数に出来ない力「非認知能力」の重要性について語られ、特に青年期の脳の発達には刺激が必要で、様々な活動や体験を子どもたちに提供することが重要で保護者の責務でもあること、また人生では偶然に起こることが多いが、非認知能力を持ち合わせている人は偶然が計画的に起こり社会で成功する人になりうる。など理論的で人間力を感じる熱意溢れる講演に深く感銘を受けました。
続いて、6会場に分かれて分散会を行い「非認知能力の大切さを伝えていくべき」との講演の感想や「コロナ禍でPTA活動が難しい」などPTA運営上の課題等について熱心に話し合いが行われました。
最後に、永原副会長の「初めての会長研修会が実りある会になって満足、研修の成果を各学校に持ち帰り岡山県の高校を盛り立てていきましょう」との閉会挨拶で研修会を終了いたしました。
【開会挨拶 福原会長】
【来賓祝辞 鍵本教育長】
【起塚校長協会長】
【講演 中山芳一氏】
【謝辞 川西副会長】
【分散会】
【分散会のまとめ】
【閉会挨拶 永原副会長】